12年度第7回,第8回試験飛行報告(6/30)

6/30(土)-7/1(日)にかけて、試験飛行を2日連続で行いました。30日早朝を第7回、1日早朝を第8回とし、2日分の結果の報告をいたします。

6/30(土) 第7回試験飛行

1日目はWASAとT-MITと合同で富士川を使わせていただきました。組み立て時から撤収まで雨もなく、非常に良いコンディションの中行うことができました。

前回のフライトの再現性をとるため、この日は先週の第6回試験飛行の最後のフライトと同じセッティングから行いました。

フライトを行った時間帯は、ほぼ無風か、0.5m/s以下の微風が吹いていました。時間により風向きが変わったため、フライトごとにおおよその方向をメモしてあります。


  • 1本目:中距離試験(北東微風)


7-1
長めの滑走をした後、エレベータで上げて100mほど飛行をしました。離陸後大きく右に流されましたが、ラダーを使って滑走路の中央に戻しました。浮かせるときにエレベータを切り過ぎ、急に持ち上げてしまったためピッチが安定しないフライトでした。同条件でもう一度飛ばしてみることにしました。

  • 2本目:中距離(無風)


7-2
このフライトより、ログビューワの色の対応が一部変わっております。緑の機速、青の回転数、赤の高度はそのままですが、エレベータは桃色、ラダーは水色、エルロンは茶色となっています。ご了承下さい。

8.0m/sまで加速するのを待ちエレベータで浮上させました。今回も浮上時にエレベータを切り過ぎ、急激な上下を繰り返しました。ピッチングは徐々に収束していきましたが、機速が足りておらず、エレベータで持ち上げる状態となって滑空しました。浮上直後から左に流され、ラダーとエルロンを使って滑走路中央に戻しました。もう少し機速が足りていれば、姿勢を立て直してから着地させることができたかもしれません。

  • 3本目:中距離(南南西微風)


7-3
きれいな滑走の後、エレベータにより浮上させました。これまでのフライトより若干エレベータの引く量を小さくできたため、これまでより安定した離陸をしました。滑空中はほとんどエレベータを入れず、8.0m/s強で安定していました。途中何度かラダーで方向を修正した後下ろしました。途中から若干ピッチングが見られますが、これは操縦桿の構造上、ラダーを操作した際にエレベータも入ってしまうことによるものと思われます。

ストップをかけた直後にチェーンが外れ、プロペラが自由回転を続けたため高度が落ちるのが遅れました。

ここまでのフライトを通して、エレベータを入れない状態で少し頭上げだったため、エレベータトリムを0.5deg戻し、4.0degとしました。

  • 4本目:中距離(南0.5m/s)


7-4
滑走中に左にそれていったため、浮かせてから姿勢を立て直そうと早めにエレベータを切りました。エレベータで無理矢理浮かせた状態だったため機速は7.0~8.0m/sの間で、途中までエレベータを入れ続けて頭上げのまま滑空しました。浮上直後に機体は右に流されましたが、ラダーとエルロンを使って上手く滑走路の中央に戻し、きれいな着地を決めました。

  • 5本目:中距離(北微風)


7-5
スタート直前に風が南から北よりに変わりましたが、計測できないほどの微風であったため続行しました。滑走中若干左にそれていきましたが、そのまま浮上させました。ラダーとエルロンを使って進路を滑走路中央に戻し、そのまま下ろすフライトとなりました。

前方で試験飛行を行っていたWASAの機体と衝突を避けるため、早めにストップをかけましたが、少し早すぎたためほとんど挙動を見るには至りませんでした。

  • 6本目:中距離


7-6
滑走中大きく左にそれていったため、浮上させて姿勢を戻そうとしましたが、機速が足りていない中エレベータで無理矢理浮かせてしまったこと、浮上時のロールが大きすぎ、操縦で立て直そうと試みたことから右に大きく流されていき、草地の上に着地しました。そのまま駐車してあったF-tecのトラックの方向へ向かっていき、右翼端板をトラック側面に接触させて停止しました。
人的被害は無く、機体へのダメージも翼端板がわずかに変形した程度で済みましたが、一歩間違うと大クラッシュとなる非常に危険なフライトとなってしまいました。滑走時に左に大きくそれた時点で、無理に浮かそうとせずにストップをかけるべきだと再認識しました。

  • 7本目:中距離(南)


7-7
加速中姿勢が崩れたものの、先ほどのフライトに比べて危険な範囲ではないというパイロットの判断でそのまま浮上しました。しかしエレベータで無理矢理上げていたため、そのまま機速が上がらず、終始エレベータで持ち上げながら滑空しました。判断は若干微妙でしたが、少し頭上げの傾向だと考えてエレベータトリムを0.5deg戻して3.5degとしました。

  • 8本目:中距離(南)


7-8
きれいに滑走し、8.5m/sを超えるのを待って軽くエレベータを入れたところ、簡単に浮上しました。浮上直後は機速が落ちましたが、エレベータを戻してそのまま滑空すると機速は回復し、姿勢も安定しました。ストップ後は回転数を落としてエレベータを入れつつ、まっすぐ下ろしました。

  • 9本目:中距離(南)


7-9
滑走時に若干機体がロールしたため、少し早めに浮上させました。最初はエレベータを入れて姿勢を安定させましたが機速が回復するとともに徐々に戻していき、姿勢を水平に戻しました。浮上後に右に流されましたが、ラダーとエルロンで進路を修正し、その後は滑走路右寄りを偏流飛行しました。着地直前にラダーで機首をまっすぐに向け、非常にきれいな着地となりました。

ここまでのフライトで、水平に安定した飛行ができていること、残り時間が少なくなってきたことから、可能な限り長く飛ばすことを目指しました。今回は合同TFのため、600mを使用した長距離試験となりました。

  • 10本目:長距離(南)




7-10
まっすぐ滑走し、8.5m/sに達するのを待ってエレベータにより浮上させました。途中まではエレベータを軽く入れ続けながら、ラダーとエルロンで機体を滑走路中央に戻すようにしました。400mのラインを超えたところでストップをかけ、その後はエレベータをほとんど入れずに回転数を落としつつ、ゆっくり高度を下げていきました。着地前に横風の影響を相殺しきれず、ややヨーイングした状態で着地しました。


この日はほとんどのフライトで離陸直後に西に流されました。手元の風見棒で高度2mほどの風を見ると全フライトを通して気になるような風はありませんでしたが、それより上で東からの風がある程度あったものと思われます。
姿勢に関しては、今回の設定で問題ない範囲と考えられるため、次回以降は基本的に設定を変えず、パイロットの訓練に重点をおくことにしました。

7/1(日) 第8回試験飛行

続いて2日目です。この日はWASAとドボン会(名古屋大学)との合同の試験飛行となりました。土曜日の夜から弱い雨が断続的に降っており、試験飛行が行えるか心配でしたが、富士川の橋の下で2:00過ぎまで待機したところ雨は上がり、その後は通常通り組み立てを行いました。

明け方一時的に雨に見舞われたため、その間はフライトを中止し待機しましたが、風は穏やかで、足下が少々悪かった以外は悪くないコンディションでした。


  • 1本目:中距離

    8-1
    3回ほど発進を試みましたが、どの回も機体が左にそれていく傾向がありました。前日の反省から早めにストップをかけました。機体が傾いていく途中で車輪から異臭がしたため、点検を行ったところ、車輪の側面がホルダーにこすれて熱を持ったと思われました。

1本目の発進を3度ほど試みたところで、雨が降り出したため主翼および尾翼を保護し、滑走路上で待機しました。6:00頃に雨が弱まったため、カバーを外して待機し、6:05から再開しました。

  • 2本目:中距離

    8-2
    今回も滑走中に左にそれていったため、すぐにストップをかけました。今回も車輪から異臭がしましたが、この日に関してはまっすぐ滑走できれば車輪のこすれは軽減できると判断し、続行することにしました。機体が左にそれる傾向があるのは、スターティングメンバーの披露から起こっている可能性もあると考えました。

  • 3本目:中距離

    8-3
    多少それる傾向はありましたが、2本目までより大きく改善しました。エレベータで持ち上げ、その後も最後までエレベータを入れ続けたフライトでした。やはり離陸後右に流されましたが、エルロンとラダーを使って上手く滑走路中央に戻しました。

  • 4本目:中距離

    8-4
    3本目とほとんど同じ挙動をしたフライトでした。エレベータで持ち上げましたが、機速が足りておらず一度地面に降りてしまい、そのご再浮上させラダーとエルロンで戻しました。機体がそれていく前に早めに浮かせてしまおうと考えたためこのような挙動になったのだと思われます。

  • 5本目:長距離

    8-5
    この回も最後まである程度エレベータを入れ続けたフライトとなりました。最初の滑走はかなりきれいになり、エレベータを入れ続けていたところ8.0m/sあたりに達したところで浮上しました。エレベータで持ち上げていたため、ピッチがあまり安定していませんが、これは前日の最後のフライトのようにもう少し機速が上がるのを待ってゆっくり持ち上げれば改善するものと思われます。

上空は東からの風がある程度あったため離陸直後から右に流されましたが、途中何度かラダーとエルロンで滑走路の中央に戻そうとしました。ラダーとエルロンを何度も切り、応答を確認して良い練習になりました。


今回の2日間で安定を取り、操舵の応答も確認することができ、パイロットにとっても非常に良い練習となりました。

来週にもう一度試験飛行を行い、2~3本の飛び切り(エルロン試験含む)と発進練習等を行い、大会本番前最後の試験飛行としたいと思います。

動画

全フライトの動画は以下の再生リストより御覧ください。

[F-tec 2012/06/30 第7回試験飛行](http://www.youtube.com/playlist?list=PLE2EF7FB617959E21)
[F-tec 2012/07/01 第8回試験飛行](http://www.youtube.com/playlist?list=PLD324E833C9C2D423)


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