こんにちは!40代に入ってからピラティスを始めて、気づけば数ヶ月が経過している私です。
最初は正直「本当に続けられるの?」と不安でした。学生時代から運動はどちらかというと苦手で、これまでフィットネスクラブに入会しては幽霊会員になり、「今度こそは!」と意気込んでは結局3日坊主…そんな経験を何度も繰り返してきました。
でも、ピラティスは違ったんです。今日は同じように「運動は苦手だけど、何か始めたい」と思っているあなたに、私の体験談とともに、40代でピラティスを始める際の挫折パターンと、失敗しない継続のコツをお伝えしたいと思います。
40代女性がピラティスで挫折する3つの典型パターン
パターン1:「すぐに効果が出るはず」という期待値の高さ
ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティスは「10回で違いを感じるようになり、20回で見た目が変わり、30回で肉体の全てが変わる」と言っています。つまり、始めたばかりでは本当に得られるはずの効果はあらわれません。
これ、本当に重要なポイントです。私も最初の数回は「あれ?体重は変わらないし、お腹周りも変化なし…」と焦りました。
でも考えてみてください。40代になると30代から始まった筋肉量の減少がより顕著になります。長年積み重ねた体の変化を数回のレッスンで劇的に変えられるわけがないんです。
実際、私が最初に「あ、なんか体が軽いかも」と感じたのは5回目のレッスンの後でした。1~2ヶ月(10回)で、スッキリとした感覚や、コリが軽減されているような、カラダが軽くなる感覚が得られると言われていますが、まさにその通りでした。
パターン2:「運動だから辛くて当然」という思い込み
これは特に40代女性によくある思い込みです。激しい運動や極端な食事制限などを行なってしまうと、体調を壊したりモチベーションが下がって続けられなかったりする可能性があります。
私の友人も「ピラティスって地味だけど、すごくきつくて筋肉痛になるんでしょ?」と言っていました。確かに、ピラティスは日頃使わない、衰えがちなインナーマッスルを鍛えるため、筋肉痛になり翌日体がだるいと感じる方もいます。
でも、ピラティスの本質は違います。ピラティスは身体を目一杯使って動くことではなく、身体のインナーマッスルや骨に意識を向けて最低限の力で動かすことを目指しています。
実際、私が通っているスタジオの先生は「痛くなるまでやらなくていいですよ。体の声を聞いて、気持ちいいと思えるところまでで十分です」と常に言ってくれます。
パターン3:「完璧にやらなければ意味がない」という完璧主義
ピラティスは基本的にめっちゃくちゃ細かいです!なぜなら、内側の意識を大切にしてほしいから。確かに、インストラクターの方が説明してくれる体の動かし方は、とても細かく丁寧です。
「骨盤をニュートラルにして」「肩甲骨を下げて」「胸式呼吸で」…最初は覚えることが多くて、「私、ちゃんとできてるのかな?」と不安になりました。
でも、自分に出来ないことを知り、できるようにしていく段階がレッスンなので、できないことを恐れないでください。これを読んで、すごく気持ちが楽になったんです。
40代女性特有の運動継続の壁とは?
時間の制約という現実
40代は仕事や家庭が最も忙しく感じられる時期でもあり、どうしても運動がおろそかになりがちです。本当にその通りです。
私の場合、平日は仕事、土日は家事と家族の用事で、「運動する時間」を作るのが一番の課題でした。最初は「週3回は通わないと効果がない」と思い込んでいて、それがプレッシャーになっていました。
でも、インストラクターの方に相談したら「週1回でも全然大丈夫ですよ。継続することが一番大切です」と言っていただけて、気持ちが楽になりました。
体力の不安
40代になると「若いころより疲れやすい」「体が重く感じる」と感じる女性は多いでしょう。私も最初は「体力的について行けるかな?」という不安がありました。
でも、ピラティスは違いました。ピラティスはもともとリハビリを目的とした運動であるため負担が少なく、激しい運動が苦手という方でも取り組めるでしょう。
実際、レッスン中に「きつい」と感じることはほとんどありません。むしろ、終わった後は体がスッキリして、気分も晴れやかになります。
周りの目を気にしてしまう
これも40代女性あるあるですよね。「若い人たちと一緒にレッスンを受けて、ついていけるかな?」「体が硬いのがバレるのが恥ずかしい」…私もそう思っていました。
でも、競争ではなく、体との対話を重視しているのがピラティスの特徴です。周りの人と比べる必要はないんです。
私が実践した「挫折しない」継続テクニック
1. 小さな変化に注目する「体感日記」
効果を実感しやすくするために、私は「体感日記」をつけ始めました。体重や見た目の変化だけでなく、「今日は階段を上がるのが楽だった」「肩こりが軽い」「よく眠れた」など、小さな変化を記録しています。
ピラティスでインナーマッスルを鍛えることで身体全体のバランスが整い、姿勢改善などさまざまな良い効果が生まれます。これらの効果は、体重計の数字よりも先に感じられることが多いんです。
2. 「完璧を求めない」マインドセット
難しい!きつい!と感じたら、一つ簡単なワークを繰り返すのがおすすめ。この考え方を取り入れて、「今日は調子が悪いな」と感じる日は、基本的な動きだけに集中するようにしています。
レッスン中も「今日は60点でいいや」と思えるようになってから、気持ちが楽になって継続しやすくなりました。
3. 「投資」として考える
40代で運動不足になると、将来的な健康に様々なリスクが生じる可能性があります。この事実を知って、ピラティスを「今の自分への投資」として考えるようになりました。
月1万円程度のレッスン代を「将来の医療費や介護費用を抑えるための投資」と思えば、決して高くありません。
4. 「ながら」時間の活用
スタジオに通えない日は、家で簡単なピラティスの動きを取り入れています。テレビを見ながら、お風呂上がりに10分だけ、といった具合に。
「週1~2回はスタジオでじっくり、自宅ではいくつかのエクササイズに絞って」というように、自分のペースに合った習慣づくりをおすすめします。
3ヶ月続けて感じた、予想外の変化
体の変化
・朝起きた時の腰の重さが軽減
・デスクワーク中の肩こりが改善
・階段の上り下りが楽になった
・お腹周りが少しスッキリ(体重は1kg減程度)
心の変化
・イライラすることが減った
・集中力が上がった
・「自分の体と向き合う時間」が貴重に感じられるようになった
ピラティスでは一つひとつの動作に集中してトレーニングを行います。集中することで精神的な落ち着きを取り戻すことも、ストレス軽減につながります。
この効果は本当に実感しています。レッスン中の1時間は、仕事や家事のことを忘れて、自分の体だけに集中できる貴重な時間です。
40代だからこそピラティスがおすすめな理由
1. 更年期症状の軽減
40代女性は、『エストロゲン』『プロゲステロン』の分泌減少で身体の衰えを感じやすくなります。ピラティスの呼吸法や適度な運動は、ホルモンバランスの安定に役立ちます。
2. 骨密度の維持
40代から気になり始める骨密度の低下。インナーマッスルを強化し、カラダを引き締めながらしなやかな動きをサポートするため、姿勢の改善や腰痛予防に取り組みたい方におすすめです。
3. 認知機能の向上
ピラティスでは動かす部分を意識して体を動かすため、筋肉をバランスよく使うことができます。この「意識して動く」ことが、脳の活性化にもつながります。
初心者がスタジオ選びで失敗しないコツ
1. 体験レッスンは必須
初めてピラティスを行う方や普段あまり運動をする習慣がない方は、スタジオでピラティスのレッスンを受けることをおすすめします。
私も3つのスタジオの体験レッスンを受けて、最終的に決めました。インストラクターの方の教え方や、スタジオの雰囲気は実際に行ってみないとわからないものです。
2. 「初心者歓迎」を謳っているスタジオを選ぶ
ピラティスはレベル分けが明確ではないスタジオが多いのも事実です。何十回も受けている方と、初めての方が同じクラスで受講することもたくさんあります。
これを避けるためにも、初心者向けのクラスがしっかりあるスタジオを選ぶことが大切です。
3. 通いやすさを重視
どんなに良いスタジオでも、通いにくい場所にあると続きません。自宅や職場から30分以内で通えるスタジオを選ぶことをおすすめします。
挫折しそうになった時の対処法
1. 「休む」ことも大切
筋肉痛があるときは休息期間として、無理をしないようにしましょう。体調が優れない時や、気持ちが向かない時は、無理して続けなくて大丈夫です。
2. 目標を見直す
「毎週通う」から「月3回通う」へ、「完璧にポーズを取る」から「気持ちよく動く」へ。目標を下げることは、決して悪いことではありません。
3. 仲間を作る
同じスタジオに通う方と仲良くなると、お互いに励まし合えます。「今日は○○さんに会えるから行こう」という動機も、継続には大切です。
6ヶ月後の私からのメッセージ
ピラティスを始めて6ヶ月が経った今、私の体と心には確実な変化があります。体型や体重の変化だけでなく、心の面でも大きな変化がありました。ピラティスを続けることで、ストレスが軽減され、リラックスできる時間が増えました。
40代という年齢を言い訳にしていた自分が、今では「40代だからこそピラティスを始めて良かった」と思えるようになりました。
まとめ:40代から始めるピラティスで人生が変わる
もしあなたが「運動は苦手だけど、何か始めたい」「でも続けられるか不安」と思っているなら、ぜひ一度ピラティスの体験レッスンを受けてみてください。
最低でも3か月続けることができれば、身体の変化を実感するでしょう。この3ヶ月間は、決して長い時間ではありません。
挫折のパターンを知って、適切な対策を取れば、きっと継続できるはずです。40代の私たちには、まだまだ体を変える力があります。
一緒に、理想の自分に向かって歩んでいきましょう。
あなたのピラティスライフが、素晴らしいものになることを心から願っています。
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